【注目の産業用PoE】離れた場所に、1本のイーサネットケーブルでデータと電源を送信!

電源が無くて困る遠隔や、手が届きにくい場所にあるシステムに!フエニックス・コンタクトの産業用PoE機器を使えば、電源とデータを同じイーサネットケーブルで送ることができます。

1.PoEとは?

例えば、ライト電業でも取り扱っている防犯、監視用のネットワークカメラは、天井や屋外など遠隔や手が届きにくい場所にあり、電源の確保が困難です。
この様なときに便利なのが「POE(Power over Ethernet)」です。
フエニックス・コンタクトの産業用PoE機器を使えば、電源とデータを同じイーサネットケーブルで送ることができます。
離れた場所にあるシステム部品に機器を取り付ける場合でも別の電源は必要ありません
イーサネットケーブルによる電源供給が可能に!

2.フエニックス・コンタクトの産業用PoE機器3つのメリット

【メリット1】配線費用が削減されることで、機器の取付けが簡単

通常、ネットワーク内のすべてのイーサネット機器は、電気ケーブルとデータケーブルの双方を介して別々に供給する必要があります。 PoEを使用すると、電源ケーブル、追加の電源ユニット、また関連する設置コストを削減することができます。イーサネットケーブルを介して末端機器に直接電力が供給されます。



電力およびデータは、PoEインジェクタまたはPoEスイッチなどのPSE(Power Sourcing Equipment)モジュールを介してデータケーブル経由で送信されます。受信側は、例えば、カメラ、IP電話、またはWLANアクセスポイントなどのPD(Powered Device:動力機器)です。非PoE対応の末端機器であっても配線費用を削減することができます。このためには、PoEスプリッタを末端機器の上流に設置するだけです。これによりPoEが別のデータと供給ラインに分かれて戻されます。


【メリット2】PoE新規格「IEEE 802.3bt」に対応した60Wまでの出力が可能な製品への使用が可能

PoEの規格では、2002年に1ポートあたり15.4Wを供給する「IEEE 802.3af」、2009年に1ポートあたり30Wを供給する「IEEE 802.3at」が発行されています。
2018年に発行されるのは、60Wおよび90Wの供給を規定する新規格「IEEE 802.3bt」です。
30W供給の現行規格ですでにPoEは「IP電話やIPカメラ」などの製品で利用されていますが、新規格発行により「表示器やPC」をはじめとした、より電力を必要とする機器間の接続が可能となり、PoE需要の活性化が期待されています



【メリット3】取扱いが簡単で既存のシステムをすばやく改修可能



3.産業用PoE機器ラインナップ

PoE新規格「IEEE 802.3bt」に対応した60Wまでの出力が可能な製品や、ギガビット・多ポート対応製品もご用意しました。

1.PoEインジェクタ

イーサネットと電源を統合し、PoEとして出力。種々の接続形態、絶縁、サージ保護機能、診断インジケータによるシールド電流モニタリング。

POEインジェクタの詳細を見る

2.PoEスイッチ

マネージド、アンマネージド、ギガビット、60W供給、8ポート、広温度範囲対応、光ポート付き、IP67対応など多様なバリエーション。

アンマネージドPoEスイッチの詳細を見る
マネージドPoEスイッチの詳細を見る

3.PoEスプリッタ

PoEからイーサネットと電源に分離、産業用の24V DCを供給。

PoEスプリッタの詳細を見る
 

【まとめ】

PoE接続機器は今後、交通インフラ、ファクトリーオートメーション、ビルや照明などの制御管理システムなど幅広い用途での活用が見込まれています。